「準備をする」とい言葉はビジネスシーンのみならず日常会話においても多く使用されます。
では英語のネイティブスピーカーは「準備をする」をどの様にして表現するのでしょうか?
今回は日常会話でよく使われる表現方法を2つ紹介します。最後には練習問題もありますので、ぜひ記事を読み切ってから挑戦してみてください!
本ブログでは例文とイメージを大切に、皆さんと一緒に英語学習を進めていきたいと考えています。
最後まで是非お付き合いください!
“prepare”
「準備をする」を英語で考える際に”prepare”という単語を真っ先に思い浮かべた人は多いのではないでしょうか?
以下で”prepare”の表現方法を学んでいきましょう!
“prepare”単体で使用する方法
英語で「~を準備をする」際の表現方法として、よく使われるのは “prepare” という表現方法です。
“prepare” を単体で使う際には”prepare〇〇”の様に直後に「準備をする」対象である名詞を置きます。
”I will prepare my luggage before going on the trip.”(旅行に行く前に荷物を整えます。)
ここでは、「準備をする」対象である名詞の”luggage”が直後に来ています。
下記の”prepare for” と非常に似た使い方をしますが、使用する際のニュアンスの違いがあるので以下で確認しましょう!
“prepare for ~”
”prepare” とほぼ同様な使われ方をされているのは ”prepare for” です。
しかし、この二つには微妙なニュアンスの違いがあります。
”prepare for”は、将来の出来事や特定の状況に対して準備を整えることを意味します。ここでの”for”は、目的や対象を指定するための前置詞です。“for”は前置詞ですので直後には必ず名詞、動名詞が来ないといけません。
例えば、”He is preparing for the exam.”では、ノートを復習して予想問題を解くなど、試験に向けて準備をしていることを示しています。
一方、”He is preparing the exam.” という文章では “for” が無いため、試験そのものを準備しているという表現になります。そのため、問題を作ったり印刷する事を指します。
“prepare~” と “prepare for~” の違い
上記で簡単に説明をしましたが、もう少し嚙み砕いて”prepare” と “prepare for” のニュアンスの違いを見ていきましょう。
今回はイメージが湧きやすい夕食のカレーを準備をするというシチュエーションを例に考えます。
夕食のためにカレーの準備をしているまさにその行為には、”prepare ~” という表現の方が適切と言えるでしょう。
“she is preparing dinner.”
”prepare dinner”は、具体的に食事を準備することを指します。彼女が実際に料理をしているか、食事の準備をしていることを示します。ここでは、「ディナー(という目的そのもの)を準備する」という意味になります。
しかしディナーの準備とは、料理を作るだけに限りません。例えば、ディナー前にテーブルを拭くなどの行為は”prepare for” で表現するのが適切です。
” She is preparing for dinner”
この文章は夕食のために必要な準備を整えることを指します。これは、料理そのものだけでなく、食事に関連するさまざまな準備を含みます。例えば、テーブルセッティング、食材の買い出し、調理器具の用意、家の掃除、ドレッシングの用意などが含まれます。料理の作成そのものは含まれないことが多いですが、食事をスムーズに進めるための準備全般を指します。彼女が実際に料理をしているかどうかは明確には示されません。
例えば、パーティーの準備をする場合、「prepare for dinner」と言うと、料理を作る以外にも、ゲストのための座席を用意したり、テーブルを飾ったり、部屋を掃除したりするすべての準備を含むことになります。一方で、「prepare dinner」と言うと、そのパーティーの料理自体を作ることが焦点となります。
“prepare to ~”
“prepare to ~” は直後に動詞を置きたい場合に使用します。
“He prepared to take a shower.” (彼はシャワーを浴びる準備をした。)
この文章では”take” という動詞が “to”の後に置かれています。
”get ready”
“get ready” も ”prepare” と同様の使われ方をしますが、”get ready”は口語として使われる事がほとんどです。
以下では”get ready”の使い方をみてみましょう!
“get ready”
“get ready” を単体で使う場合には、”prepare”の様に直後に目的語(準備する対象)を持ってくることは出来ません。
“I will get ready.” (準備をします。)のように単体で使用する場合、直後に目的語を置くことはできません。
そのため、命令形で “Get ready” (準備をしろ。)単体で使用する事もできます。
「~を準備をする」や「~する事を準備する」等の使い方をしたい場合には、後述の”get ready for” や “get ready to”
を使用するのが一般的です。
”get ready for~”
”get ready for” は “prepare for” と同様に前置詞の “for” があるため直後に名詞、動名詞がきます。“for” の直後には「準備をする」の目的となるものを置きます。
”He is getting ready for his work”
(彼は彼の仕事の準備をしています。)
”get ready to~”
”get ready to”は “prepare to” と同様に直後に動詞を置きます。
”Get ready to celebrate his birthday with a big surprise party!”
(大きなサプライズパーティーで彼の誕生日を祝う準備をしよう!)
この例文では、”to” の後に ”celebrate” という動詞が来ています。
練習しよう!
文章を作ってみよう!
では早速ですが、実際の場面を想像して練習していきましょう
今回は “get ready” と “prepare” を使って下記の画像の状況をまずは自分の言葉で考えてみましょう!
いかがでしたか? 以下をクリックして答えの例文を確認してみましょう
“get ready for” と “prepare for” を使った例文 ( “for” のあとに名詞)
- ”He is getting ready for his new journey.”
(彼は新しい旅の準備をしています。)
Journey: より長期間や大きな意味合いのある移動を指します。時間をかけて物理的な移動をするだけでなく、人生の旅や精神的な成長の過程を表すこともあります。また、困難や試練を伴う旅も含まれます。
- ”He is preparing for his trip.”
(彼は旅行の準備をしています。)
Trip: 一般的には比較的短い期間や距離を移動することを指します。例えば、1日や数日間の旅行や、短いビジネス旅行などが該当します。「旅行」という言葉にもっとも近い意味です。
この画像からは”Journey”と”Trip”の両方どちらでも想像できますね!
“get ready to” と “prepare to” を使った例文 ( “to” の後に動詞)
- He is preparing to take his trip to Europe next month.
彼は来月のヨーロッパ旅行の準備をしています。
- He is getting ready to embark on his journey.
彼は旅立つ準備をしています。
Embark:(新しい事業や活動など)を始める、着手する。
リスニング練習
以下のビデオを見て、実際の使われ方を聞き取ってみましょう。
さて、こちらのスピーチは聞き取れましたでしょうか?
以下でスピーチの該当部分をチェックしてみましょう
Script
“So, we have a lot of research to do to on the International Space Station over the next ten years to really get ready for that journey to Mars.”
(したがって、火星への旅に本当に備えるために、今後10年間で国際宇宙ステーションで多くの研究を行う必要があります。)≪単語≫
International Space Station:国際宇宙ステーション
Mars:火星
まとめ
以上、「準備をする」の日常会話でよく使われる表現方法をまとめてみました!
英語学習は、内容を理解する事も重要ですが理解した内容をいかに自分の言葉で使用するかが上達のカギとなります。日常生活で「準備をする」という状況に出くわした際、10秒だけでもいいので自分の状況を英語でどの様に表現するかを考えてみると良いかもしれません!
本ブログでは、読者の皆さんと一緒に英語を学んでいける記事を作成する事を第一の目標としています。
筆者もまだまだ英語学習の旅の途中にいます。皆さんと是非一緒に楽しく学んでいきたいと思います!よろしくお願いします
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